marcestelマークエステルについて

マークエステルについて

マークエステル スキャルシャフィキ

マークエステル スキャルシャフィキMARCESTEL SQUARCIAFICHI

マークエステル、本名マーク・アントワーヌ・スキャルシャフィキ。彼は800年続く名門の出身である。スキャルシャフィキ家の起源は、祖先がドイツからイタリアのジェノバに移り住んだ12世紀の初頭にさかのぼる。同世紀半ばにローマ教皇から貴族に列せられた。

マークエステルは、1943年2月26日パリに生まれる。1945年、コート・ダジュールのエズに父ロベールと母カルメンが開業した「バナノレイホテル」に移り住む。後に同じくエズに創設した「カップエステルホテル」に住み(1950~2000年)、地中海の美しい自然環境の中で時を過ごした。カップエステルとは「星の岬」の意味。ホテルはニースとモンテカルロの間に位置し、壮大な庭園とそれに続く深い紺碧の地中海が混ざり合う独特な雰囲気は、創作にインスピレーションをもたらすには申し分のない環境であり、将来芸術家になる導きとなった。

「カップエステルホテル」の滞在客の中には世界各国の著名人が多く、グレタ・ガルボ、アンソニー・クイン、チャーリー・チャップリン、ケネディー家、ポンピドゥー家、グレース公妃、ルドルフ・ヌレエフ、ブライアン・エプシュタイン、ビートルズ等と交流があった。

マルク・シャガール、デヴィッド・ロックフェラーと共にラ・コロンブ・ドール(サン・ポール・ヴァンス)で昼食をするなど親交を深めた。

神社への作品奉納

1970年の初来日以来、日本の伝統文化に魅了されたマークエステル。あらゆる自然万物を神様として崇敬し調和共存する神道のスピリットに深く共鳴し、日本神話「古事記」の世界に強く惹かれていきます。1996年に伊勢神宮、そして1998年に出羽三山神社より奉納の依頼を受けたことを機に始まった作品奉納は、現在194社を数えます。